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日本の原風景とは

日本の原風景とは

原風景とは、人の心の奥にある原初の風景。
それは実際の風景でなく心象風景であったり、暮らした場所や記憶に残る体験により、人それぞれ異なるものです。
多くは美化され、郷愁を感じるものとされていますが、その風景が良い印象と結びついていないこともあります。

では、「日本の原風景」と言えば何を思い浮かべるでしょうか。
その象徴としてよく取り上げられるのが、薪炭材を取る雑木林と田畑が隣接し、小川が流れ、兎や狸などの小動物、トンボやカブトムシなどの昆虫がたくさん見られ、神社のこんもりとした鎮守の森があるような昭和の里山風景です。

「豊かな生態系と人間の共生」を象徴するイメージとして、このような里山風景は多くの日本人にとって理解しやすいものではないでしょうか。

日本の原風景とは
日本の原風景とは

ただ、高齢化や過疎が進み、薪炭材の必要性が減り、茅葺きの家はもちろん日本建築の家だけに規制する事さえ出来ない現代にとって、このような昔の里山風景そのままを新たに作り上げようとするのは、現実的な話ではありません。

また仮に昭和の里山風景を再現したところで、田畑で化成農薬・化成肥料を使い、コンクリート三面張りの河川やその土地には本来生えない画一的な樹種で占められた森林では、生態系が豊かな状態とは言えません。

つまり、これからは昔の里山に象徴されるような循環型社会の良いところや風習や習慣として残された先人の知恵を活かした上で、豊かな生態系と人間とが共生する新しい時代の「里山」スタイルを作っていく必要があると考えます。

そこで、ここでは「人と自然が共生していく為、豊かな生態系を取り戻した後の “新しい” 里山や里海と町の暮らし」が未来の日本の子ども達にとっての原風景となる事を願って、その未来の風景を「日本の原風景」として緩く定義します。

そのような新しい日本の原風景を作り上げるには、まずは実際的に生態系を保全・維持・再生する取り組みに力を入れる事。 そして同時に、今や生活とは完全に切り離された存在になってしまっている自然、普段の生活とは別次元で守るべき存在になっている自然に対して、改めてひとりひとりの日常生活との結びつきを取り戻していく必要があります。

自然の恩恵がなければ私たちは今のような物質的な豊かさを持続させる事ができないだけでなく、健康や生命の維持という観点においても危機的状況に陥る恐れがあるという事を肝に銘じ、改めて自然との関係性を捉え直し、日常生活や習慣を見直すことはとても大事です。

未来の子ども達の幸せを支える豊かで美しい自然を作る為、価値を同じくする様々な事業主体によるそれぞれの持ち場での自律的な取り組みを支援する為、キャンペーンに賛同いただければ幸いです。

事務局

日本の原風景を守るキャンペーン事務局
〒602-0065 京都市上京区挽木町540 有限会社ウェイズ内
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